この研究では、グライディングアークを導入した噴流層を用いて、粒子の高速導電性コーティングを行う新しい粉体プロセッシングの開発を行った。特にここでは、噴流層内に2種類の粒子を導入し、固体前駆体として機能する導電性粒子をグライディングアークで蒸発させて他方の粒子にコーティングさせ、導電性を付与することを試みた。実験の結果、導電性コーティングに成功すると共に、粒子や放電に関する実験条件を変えてコーティングへの影響を調べ、その機構を提案した。そして、本提案は革新的な粒子コーティング方法として十分に可能性があると結論された。
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