研究課題
基盤研究(B)
タンパクの分画は,医療・創薬分野や食品分野で重要な技術であり,膜を用いた手法が有望視されているが,膜が汚れるファウリングが問題となっている.本研究では,プラズマグラフト重合法を用いて,タンパク溶液を処理してもファウリングしない膜の開発を行った.本手法は高分子系平膜に対しても中空糸膜に対しても有効であった.さらに分子量の異なるデキストラン,および各種タンパクを用いて,開発膜の分画分子量を測定し,タンパク分画の実現可能性を示した.
膜工学