研究課題/領域番号 |
15H04222
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
地球・資源システム工学
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研究機関 | 北海道大学 |
研究代表者 |
佐藤 努 北海道大学, 工学研究院, 教授 (10313636)
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研究分担者 |
廣吉 直樹 北海道大学, 工学研究院, 教授 (50250486)
小暮 敏博 東京大学, 大学院理学系研究科(理学部), 教授 (50282728)
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2018-03-31
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キーワード | セシウム / 汚染土壌 / 団粒 / 風化黒雲母 / 磁選 |
研究成果の概要 |
産地の異なる汚染土壌の約4万粒子を詳細に調べたところ、放射性セシウムを濃集している粒子の割合はわずか0.3%であった。また、これら濃集粒子は、風化雲母の凝集体、有機物と風化雲母の複合体、風化雲母片であり、様々な構成鉱物の中で風化風雲母片が最もセシウムを濃集できることは、吸着実験結果とも整合的であった。観察した土壌からはガラス球状物質は見出されなかったので、セシウムの主たるホストは風化雲母と結論された。この風化黒雲母は磁気分離可能なことから、ポールミルや超音波等により風化黒雲母片を解砕し、磁選によって効率的に回収することで、合理的な減容化が可能となることが判明した。
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自由記述の分野 |
環境鉱物学
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