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2019 年度 研究成果報告書

BNCTのためのホウ素濃度比(T/N:腫瘍・正常細胞比)リアルタイム測定手法開発

研究課題

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研究課題/領域番号 15H04242
研究種目

基盤研究(B)

配分区分補助金
応募区分一般
研究分野 原子力学
研究機関大阪大学

研究代表者

村田 勲  大阪大学, 工学研究科, 教授 (30273600)

研究分担者 吉橋 幸子  名古屋大学, 工学研究科, 准教授 (20403157)
日下 祐江  大阪大学, 工学研究科, 技術職員 (30781314)
佐藤 文信  大阪大学, 工学研究科, 教授 (40332746)
杉本 久司  大阪大学, 工学研究科, 技術専門職員 (40379144)
伊達道 淳  大阪大学, 工学研究科, 技術専門員 (50379145)
加藤 逸郎  大阪大学, 歯学研究科, 助教 (60314390)
宮丸 広幸  大阪府立大学, 工学(系)研究科(研究院), 教授 (80243187)
研究期間 (年度) 2015-04-01 – 2019-03-31
キーワードBNCT / T/N比 / SPECT / GAGG / リアルタイム / 治療効果
研究成果の概要

新しいがん治療法である、ホウ素中性子捕捉療法、のためのリアルタイムT/N比(腫瘍細胞と正常細胞の蓄積ホウ素濃度比)計測システム(T/N-SPECT)の開発を目指し、その基礎研究を行った。計測素子について検討を進め、GAGGシンチレータが十分な性能を有することを明らかにした。その後、実証実験を実施するため、プロトタイプの計測システムの製作、更に実験のために必要な中性子源の設計及び製作を進めた。DT中性子源を用いる予定であったが、大阪府北部地震の影響で不可能となったため、AmBeで代用し実験を実施した。DT中性子源は復興予算により令和2年1月に復帰したため、今後、改めて最終的な実証実験を実施する。

自由記述の分野

中性子工学

研究成果の学術的意義や社会的意義

ホウ素中性子捕捉療法は、腫瘍細胞選択性がある新しい放射線がん治療法である。現在その普及が急がれているが、その要素技術の一つに治療効果のリアルタイム計測がある。本研究では、治療効果の指標の一つであるT/N比(腫瘍細胞の正常細胞に対する蓄積ホウ素濃度比)をリアルタイムで計測するシステム(T/N-SPECT)の開発を目指した要素技術開発及び設計研究を進めた。γ線計測デバイスをGAGGに決定し、コリメータを含めた装置の設計を行った。更にプロトタイプ装置を製作し、T/N-SPECTの原理実証実験を行った。今後、実機の製作を進めるが、BNCTが普及したあかつきには治療効果推定に使用されることが見込まれる。

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公開日: 2021-02-19  

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