G蛋白質非依存的な情報伝達を行い、抗癌剤の標的であるケモカイン受容体の構造解析

2017 年度 研究成果報告書

• 研究課題/領域番号: 15H04338
• 研究種目: 基盤研究(B)
• 配分区分: 補助金
• 応募区分: 一般
• 研究分野: 構造生物化学
• 研究機関: 京都大学
• 研究代表者: 島村 達郎 京都大学, 医学研究科, 特定講師 (90391979)
• 連携研究者: 菅 裕明 東京大学, 大学院理学研究科, 教授 (00361668) ; 山中 保明 京都大学, 大学院医学研究科, 研究員 (10724049) ; 野村 紀通 京都大学, 大学院医学研究科, 助教 (10314246) ; 藤原 孝彰 京都大学, 大学院医学研究科, 研究員 (70712751)
• 研究協力者: 林 到ヒョン
• 研究期間 (年度): 2015-04-01 – 2018-03-31
• キーワード: 結晶構造解析 / Gタンパク質共役型受容体

研究成果の概要

ケモカイン受容体CXCR7は、様々ながん細胞で大量に発現しており、新たな抗がん剤の創薬ターゲットと考えられているGタンパク質共役型受容体（GPCR）である。CXCR7の特徴としては、他のケモカイン受容体と配列上の類似性が高いにもかかわらずGタンパク質を介す情報伝達経路を持たず、βアレスチンを介す情報伝達経路だけを持つことが挙げられる。本研究計画では、創薬や機能解明に役立てるため、CXCR7の構造解析を目指した。現状では、結晶が得られず、構造解析は成功していない。

自由記述の分野

構造生物学