研究課題
基盤研究(B)
赤痢菌などの腸管系病原細菌は感染時にエフェクターと呼ばれるタンパク質を宿主細胞に分泌し、宿主の持つ防御機構を妨げることで感染を拡大する。本研究では赤痢菌エフェクターによる宿主標的タンパク質の認識および感染メカニズムを構造生物学の手法を用いて解析し、赤痢菌OspIによる宿主ユビキチンリガーゼ阻害機構、IpaH9.8による基質認識機構を明らかにした。また、新規モチーフによりユビキチンリガーゼ活性を示すことが報告されたYopMの構造解析を行った。
構造生物学