研究課題
基盤研究(B)
生体膜は凹凸形状を持っており、形状に依存した脂質やタンパク質が特異的に離合集散することで、生命現象の素過程が実現されている。本研究では、この素過程を高速AFMでリアルタイム観察するために、集積イオンビーム(FIB)法やナノ粒子インプリンティングを用いて、ガラス基板上やPDMS上にサブマイクロメートルオーダーの細孔を持った新規のAFM観察基板を開発した。開発した基板を応用して、膜形状に依存した脂質分子の拡散運動や膜結合タンパク質の集合様式、サスペンドした天然膜を観察することに成功した。
生物物理学