研究課題/領域番号 |
15H04395
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研究機関 | 岡山大学 |
研究代表者 |
坂本 竜哉 岡山大学, 自然科学研究科, 教授 (10294480)
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研究分担者 |
荻野 由紀子 九州大学, 農学研究院, 准教授 (00404343)
坂本 浩隆 岡山大学, 自然科学研究科, 准教授 (20363971)
中町 智哉 富山大学, 大学院理工学研究部(理学), 助教 (30433840)
今野 紀文 富山大学, 大学院理工学研究部(理学), 講師 (50507051)
松田 恒平 富山大学, 大学院理工学研究部(理学), 教授 (60222303)
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2019-03-31
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キーワード | 生理学 / 副腎皮質ホルモン |
研究実績の概要 |
計画は、副腎皮質ホルモン・プロゲステロン・アンドロゲン受容体サブファミリーの祖先であるミネラルコルチコイド受容体の機能の本質と分化の検討である。そのノックアウトの系統化に初めて成功し、中枢神経-行動制御が脊椎動物に普遍的な本来の機能と提唱した(Sci Data 2017他)。性ステロイドを合成しない変異メダカでは、配偶子は形成されるが性行動は見られないことも発見した。これは性ステロイド系の本来の機能も行動制御であることを示唆している。即ちこのファミリーの機能の本質の可能性もある。魚類の体液調節のグルココルチコイドによる支配も解明した。鳥類や原始的な軟骨魚類の下垂体-副腎系も検討した(Thomas, Sakamotoら Gen Comp Endocrinol 2018 、Takagi&Sakamoto Data Brief 印刷中他)。そして、脊椎動物の進化における副腎皮質ホルモン系の体液調節/腎臓機能の獲得を示唆した。以上の評価は高く、核内受容体分野を先導するVincent Laudet教授らから総説を依頼された(Sakamotoら J Steroid Biochem Mol Biol 2018他)。本受容体サブファミリーの分子進化の権威Michael E. Bakerカルフォルニア大特別教授の訪問も受ける。 明暗選択水槽等を用いた嗜好テストによる情動解析、標的遺伝子の網羅的同定、性ステロイド系の進化も、進めており、課題は順調である。脊椎動物の進化における体液調節ホルモンの機能分化の研究をリードしている。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
世界に先駆け論文発表したmr - / -動物の表現系を、補強した(Sakamotoら Sci Data 2017)。さらに、脊椎動物の進化における副腎皮質ホルモン系の機能分化も示唆した(Sakamotoら J Steroid Biochem Mol Biol 2018他)。
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今後の研究の推進方策 |
世界に先駆け論文発表したmr - / -動物の表現系の一般性を、さらに検討する。
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