研究成果の概要 |
動植物を含む真核生物のゲノムの大部分はトランスポゾンなどのリピート配列によって形成されており、その一部は遺伝子内に挿入されている。本研究課題では植物ゲノムにおいて遺伝子内トランスポゾンがどう制御されているのかを明らかにすることを目的とした。我々の解析からシロイヌナズナではおよそ3%のトランスポゾンが遺伝子内、特にイントロンに挿入されていることを見出した(Le et al., 2015). さらこれらリピート配列のサイレンシングにはRNA-directed DNAメチル化という経路に関与する因子とMET1, DDM1といった因子が必要であることを見出した.
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