研究課題/領域番号 |
15H04432
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研究機関 | 長崎大学 |
研究代表者 |
青柳 潔 長崎大学, 医歯薬学総合研究科(医学系), 教授 (80295071)
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研究分担者 |
有馬 和彦 長崎大学, 医歯薬学総合研究科(医学系), 講師 (30423635)
前田 隆浩 長崎大学, 医歯薬学総合研究科(医学系), 教授 (40284674)
西村 貴孝 長崎大学, 医歯薬学総合研究科(医学系), 助教 (80713148)
安部 恵代 長崎大学, 医歯薬学総合研究科(医学系), 准教授 (90372771)
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2019-03-31
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キーワード | 骨量 / 動脈硬化 / スクレロスチン / 生理的多型性 |
研究実績の概要 |
受診者は男性89名、女性138名の計228名だった。 血清スクレロスチン、オステオカルシンを測定した。骨量は超音波測定法で測定し、骨量値としてスティフネス値を採用した。心臓足首血管指数(CAVI)から動脈硬化指標を測定した。超音波検査によって頸動脈内膜中膜複合体厚(CIMT)を測定した。 単相関分析を行った。男性において、年齢が高くなるに従って、有意にオステオカルシンは高く、CIMTは高く、CAVIは高く、スティフネス値は低かった。年齢とスクレロスチンは正の相関傾向が認められた(p=0.07)。CAVIとスティフネス値間では、負の相関傾向が認められた(0.06)。スクレロスチンとCIMT、CAVI、スティフネス値間には有意な相関は認められなかった。女性においては、年齢が高くなるに従って、有意にオステオカルシンは高く、スクレロスチンは高く、CIMTは高く、CAVIは高く、スティフネス値は低かった。CIMTとスティフネス値間、CAVIとスティフネス値間では、負の相関が認められた。スクレロスチンとCIMT、スティフネス値間には有意な相関は認められなかった。スクレロスチンとCAVI間に正の相関が認められた。年齢、BMI、高血圧治療、糖尿病治療、高脂血症治療、喫煙、飲酒、運動を調整した偏相関分析を行った。男性では、スクレロスチンとCIMT、CAVI、スティフネス値間には有意な相関は認められなかった。女性では、CIMT、スティフネス値間には有意な相関は認められなかった。CAVI、スティフネス値間に有意な正相関が認められた。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
200名の調査を予定していたが、228名に対し調査が実施できた。対象に対して、血清スクレロスチン、オステオカルシンの測定ができた。骨量は超音波測定法で測定できた。心臓足首血管指数(CAVI)から動脈硬化指標を測定できた。超音波検査によって頸動脈内膜中膜複合体厚(CIMT)を測定できた。
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今後の研究の推進方策 |
平成28年度も、200名を対象に同様の調査を行う。
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