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2016 年度 実績報告書

Wntシグナルと骨・血管連関の生理的多型性

研究課題

研究課題/領域番号 15H04432
研究機関長崎大学

研究代表者

青柳 潔  長崎大学, 医歯薬学総合研究科(医学系), 教授 (80295071)

研究分担者 有馬 和彦  長崎大学, 医歯薬学総合研究科(医学系), 講師 (30423635)
前田 隆浩  長崎大学, 医歯薬学総合研究科(医学系), 教授 (40284674)
西村 貴孝  長崎大学, 医歯薬学総合研究科(医学系), 助教 (80713148)
安部 恵代  長崎大学, 医歯薬学総合研究科(医学系), 准教授 (90372771)
研究期間 (年度) 2015-04-01 – 2019-03-31
キーワード骨量 / 動脈硬化 / スクレロスチン / 生理的多型性
研究実績の概要

受診者は男性96名、女性139名の計235名だった。
血清スクレロスチン、オステオカルシンを測定した。骨量は超音波測定法で測定し、骨量値としてスティフネス値を採用した。心臓足首血管指数(CAVI)から動脈硬化指標を測定した。超音波検査によって頸動脈内膜中膜複合体厚(CIMT)を測定した。
単相関分析を行った。男性において、年齢が高くなるに従って、有意にスクレロスチンは高く、スティフネス値は低かった。年齢とオステオカルシン、CIMT、CAVIは有意で無かった。スクレロスチンとCIMT間に正の相関が認められたが、CAVI、スティフネス値間には有意な相関は認められなかった。女性においては、年齢が高くなるに従って、有意にCIMTは高く、CAVIは高く、スティフネス値は低かった。年齢とスクレロスチン間には有意な相関は認められなかった。スクレロスチンとCIMT、CAVI、スティフネス値間には有意な相関は認められなかった。CIMTとスティフネス値間では、負の相関が認められた。スクレロスチンとCIMT、CAVI、スティフネス値間には有意な相関は認められなかった。
スクレロスチンとCAVI間に正の相関が認められた。年齢、BMI、高血圧治療、糖尿病治療、高脂血症治療、喫煙、飲酒、運動を調整した偏相関分析を行った。男性では、スクレロスチンとスティフネス値間に有意な正相関が認められたが、CIMT、CAVI、には有意な相関は認められなかった。女性では、スクレロスチンとスティフネス値、CIMT、CAVI間には有意な相関は認められなかった。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

2: おおむね順調に進展している

理由

200名の調査を予定していたが、235名に対し調査が実施できた。対象に対して、血清スクレロスチン、オステオカルシンの測定ができた。骨量は超音波測定法で測定できた。心臓足首血管指数(CAVI)から動脈硬化指標を測定できた。超音波検査によって頸動脈内膜中膜複合体厚(CIMT)を測定できた。

今後の研究の推進方策

平成29年度も、200名を対象に同様の調査を行う。

  • 研究成果

    (4件)

すべて 2016

すべて 雑誌論文 (2件) (うち査読あり 2件、 オープンアクセス 2件) 学会発表 (2件)

  • [雑誌論文] Effect of self-reported walking difficulty on bone mass and bone resorption marker in Japanese people aged 40 years and over2016

    • 著者名/発表者名
      Abe Y, Nishimura T, Arima K, Kanagae M, Mizukami S, Tomita Y, Okabe T, Goto H, Horiguchi I, Aoyagi K
    • 雑誌名

      J Physiol Anthropol

      巻: 35 ページ: 25

    • DOI

      10.1186/s40101-016-0114-6

    • 査読あり / オープンアクセス
  • [雑誌論文] Prevalence of lumbar spondylosis and its association with low back pain among community-dwelling Japanese women2016

    • 著者名/発表者名
      Tsujimoto R, Abe Y, Arima K, Nishimura T, Tomita M, Yonekura A, Miyamoto T, Matsubayashi S, Tanaka N, Aoyagi K
    • 雑誌名

      BMC Musculoskelet Disord

      巻: 17 ページ: 493

    • DOI

      10.1186/s12891-016-1343-x

    • 査読あり / オープンアクセス
  • [学会発表] 地域在住高齢者における転倒恐怖感の関連要因2016

    • 著者名/発表者名
      富田義人,西村貴孝,岡部拓大,水上 諭,金ケ江光生,有馬和彦,安部恵代,後藤 尚,青柳 潔
    • 学会等名
      第75回日本公衆衛生学会総会
    • 発表場所
      グランフロント大阪(大阪府・大阪市)
    • 年月日
      2016-10-28
  • [学会発表] 長崎県農村地域の中高年男性における骨量と骨代謝マーカーとの関連2016

    • 著者名/発表者名
      西村貴孝,有馬和彦,安部恵代,青柳 潔
    • 学会等名
      第26回九州農村医学会
    • 発表場所
      沖縄県男女共同参画センターてぃるる(沖縄県・那覇市)
    • 年月日
      2016-07-02

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公開日: 2018-01-16  

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