連鎖解析はイチゴ品種「麗紅」の自殖第1世代(S1)とサツマイモ「徐薯18号」のS1集団および「徐薯18号」と「K123-11」の交雑によるF1集団などを用いて行った。従来法による連鎖地図作成ではイチゴ、サツマイモのS1集団では連鎖地図が作成できたが、サツマイモのF1集団では連鎖群の生成が困難だった。一方、解析法の開発ではマーカー間の連鎖不平衡の程度に基づいた連鎖地図作成用のソフトウェアの開発を進め、カイ二乗値に基づく全マーカー間の連鎖不平衡を評価する指標を算出し、その結果に基づいてマーカー間の遺伝学的な位置関係の階層構造を再構築するプログラムを作成した。
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