研究成果の概要 |
ニホンナシのS-RNase 周辺領域のBACコンティグを拡張することで, S2とS4ハプロタイプがそれぞれ18個と20個のSFBB遺伝子をコードしていることを明らかにした。S1, S3, S5, S6, S7ホモ花粉から取得したmRNA-seqデータを既知のSFBB配列にマッピングすることで, 85個のSFBB配列が構築された。計124個のSFBBは推定アミノ酸配列から作製した分子系統樹上で18のタイプに分類された。各タイプ内のSFBB対立遺伝子の有無から2つのタイプのSFBBが標的とするS-RNaseを予測できた。Sホモ系統の花柱内で不和合花粉管が伸長停止する部位を組織学的に明らかにした。
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