PCB分解細菌Acidovorax sp.KKS102株を解析するのにあたりqTnSeq法を開発した。この過程において汎用の逆転写酵素が強いtailing活性を有していること、またこの活性を増強する促進化合物を発見した。またあらかじめ形成させた3'突出に対して一本鎖DNAを高効率で取り込ませる方法を開発した。様々な特質を備えたTnカセットをデザイン、人工合成しこのTnカセットを使用しておよそ6万クローンよりなるTn変異株ライブラリーを作製し、構築したqTnSeq法にて十分な効率で解析可能であることを示した。他方、本株のカタボライト調節およびICE転移について、基礎学問的に重要な知見を得た。
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