食肉表面の一般生菌数を推定するために、豚肉表面の励起蛍光マトリクスを測定した。これと同時に、ふき取り法により表面付着物質を採取して、一般生菌数とATP量を測定した。励起蛍光マトリクスと一般生菌数およびATP量の経時的な変化を解析し、二次元Savitzky-Golay二次微分を適用して一般生菌数を推定するモデルをPLSRにより作成した。その結果、保存開始から72時間までのデータを用いた場合に、相関係数0.94、保存開始から48時間までのデータでは、波長を400~800 nmの範囲に特定すれば相関係数0.89の精度で推定が可能であった。
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