研究課題/領域番号 |
15H04718
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
実験病理学
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研究機関 | 山梨大学 |
研究代表者 |
範 江林 山梨大学, 大学院総合研究部, 教授 (60272192)
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研究分担者 |
北嶋 修司 佐賀大学, 総合分析実験センター, 准教授 (70284643)
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2019-03-31
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キーワード | リポ蛋白代謝 / 高脂血症 / 動脈硬化 / 動物モデル |
研究成果の概要 |
アポリポ蛋白CIII(アポCIII)は、トリグリセリド(TG)-richリポ蛋白の主要な構成蛋白である。高値の血清アポCIIIは高TG血症だけでなく、動脈硬化の発症にも相関することが指摘されている。しかし、アポCIIIはどのように動脈硬化に関与しているのか、その分子病理学的機序については未だ解明されていない。我々は、世界で初めて、ヒトと類似したアポCIIIと脂質代謝系を有するトランスジェニック(Tg)ウサギ及びアポCIII遺伝子欠損(KO)ウサギの作製に成功し、脂質代謝及び動脈硬化の発生におけるアポCIIIの生理機能及び病理学的意義について検討している。
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自由記述の分野 |
基礎医学
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
動脈硬化とその合併症である心筋梗塞、脳卒中といった疾患は、日本を始めとした先進国における死亡原因の約30%を占め、人口の高齢化が加速する中で、今や医学領域のみならず社会経済的にも最も重要な課題となっている。新規アポCIII遺伝子改変ウサギモデルの確立は、動脈硬化の研究に限らず、脂質代謝、高脂血症の研究及び新薬の開発に新たな研究ツールとしての利用が期待される。
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