研究課題/領域番号 |
15H04750
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研究機関 | 京都大学 |
研究代表者 |
錦織 宏 京都大学, 医学研究科, 准教授 (10463837)
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研究分担者 |
宮地 由佳 京都大学, 医学研究科, 助教 (50726015)
高橋 英彦 京都大学, 医学研究科, 准教授 (60415429)
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2019-03-31
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キーワード | 向社会性 / 利他 |
研究実績の概要 |
(A)向社会的と考えられる医師の働き方に関するナラティブの明確化:平成27年度は、合計、8名のインタビュー調査を行った。データ分析も並行して進めている。 (C) 医師の向社会性に関する国内外の状況の明確化:平成27年度は、The Value Scaleの質問紙そのものについての検討を行った結果、医師の向社会性についての調査を進めるには不適当であると判断した。研究チーム内で検討した結果、かわりにJohnsonの開発した質問紙(1989)を使用することとし、Forward Translationまで実施した。 (D) 医師の向社会性に関わる脳活動の分析:平成27年度は、利己と利他がコンフリクトを起こすような状況、自己の価値観と他者の価値観がコンフリクトを起こすような状況で意思決定をさせる課題や意思決定の際にどのような属性に動機づけされるか検討する課題遂行中の他、医師の向社会性を促すような課題の作成を行った。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
インタビュー調査は順調に進められている。質問紙調査は質問紙そのものを変更することとなったが、進捗に大きな影響は出ていない。脳画像研究については、予定通り進められている。
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今後の研究の推進方策 |
(A)向社会的と考えられる医師の働き方に関するナラティブの明確化:平成28年度は、さらに5-6名程度のインタビュー調査を行い、またデータ分析も進める予定である。 (B)映像教材の作成:本年度は、昨年度入手したデータをもとに、実際に映像に落とし込む作業を進める。 (C) 医師の向社会性に関する国内外の状況の明確化:平成28年度はBack Translationを行って、実際の調査を進める予定である。 (D) 医師の向社会性に関わる脳活動の分析:平成28年度は、昨年度に作成した課題を使って、fMRIの画像研究祖進める予定である。 (E) ワークショップの実施:平成28年8月にワークショップの実施を計画している。
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