研究課題
基盤研究(B)
本研究では骨粗鬆症及び骨粗鬆症性骨折と動脈硬化進展との関連を前向きに検討した。その結果、追跡期間中の椎体骨折発生があると頸動脈の石灰化発生リスクの上昇がみられた。また、骨密度値の1SD減少あたり、上腕-足首脈波伝搬速度値増加(1800cm/秒以上)発生リスクが30%程度増加していた。地域在住の日本人女性において低骨量や低外力による椎体骨折発生は、動脈硬化進展のリスクを高める可能性が示唆された。
疫学、公衆衛生学