研究成果の概要 |
心臓再生は再生医療の主要なターゲットです。本研究では、移植後にも効率よく心筋細胞に分化し、移植された心臓に貢献しうる新しい心筋の前駆細胞(心筋の前段階の細胞)の探索を行いました。ヒトiPS細胞の分化過程においてCD82と呼ばれる分子を発現する細胞は、ラットやマウスへの移植後もほぼ全て(>95%)の細胞が心筋細胞へと分化することを確認し、論文として発表しました (Takeda, Cell Reports, 2018)。現在心筋梗塞モデルなどにおいて治療効果があるかを検討しています。新しい心臓再生治療の可能性を拓くものとして期待されます。
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