研究課題
基盤研究(B)
本研究では、ジフテリア毒素の細胞内侵入メカニズムより着想を得た独創的・革新的送達技術であるHB-EGF抗体結合ベクターを用いて、薬剤・核酸(siRNAmicroRNA)・ペプチドなどを疾患部位特異的(不安定プラーク)に送達する基盤技術を開発し、世界をリードする日本発の革新的医薬品の創出に貢献する。動脈硬化部位ではHB-EGF発現が増強しており、HB-EGF抗体結合ベクターは同部位に強く集積し、標的遺伝子を特異的にノックダウンし、動脈硬化を軽減することを明らかにした。HB-EGF抗体は不安てプラークの診断・治療に有効な手段であることが明らかになった。
循環器内科