研究担当者らのSeed and Soil学説に基づいて、多発性筋炎/皮膚筋炎(PM / DM)の病態解明と新治療法開発を行った。このうちインターロイキン(IL)-23に関する成果を報告する。血中IL-23は、PM / DM患者、マウスPMモデルであるC蛋白誘導性筋炎(CIM)マウスで高かった。IL-23は患者の損傷筋内CD68+細胞が発現しており、その産生は筋損傷と関連していた。IL-23阻害はCIMを改善した。 CIMマウスのリンパ節細胞をIL-23レシピエントマウスに移入しても筋炎がおこり、IL-23は筋攻撃性T細胞を活性化していた。 IL-23は有望な治療標的と考えられる。
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