研究課題
基盤研究(B)
結核は依然としてグローバルな感染症であり、現行唯一の抗結核ワクチンであるBCGワクチンに代わる新たな抗結核ワクチンの開発は、社会的急務と言える。研究代表者は結核菌脂質を標的とした新しい免疫応答の研究を展開し、その成果をもとに抗結核脂質ワクチンの可能性を追究してきた。本研究において、抗結核脂質ワクチン候補を絞り込み、その生合成経路や宿主体内で誘起される免疫応答についてサルやモルモットを用いた研究を展開し、今後につながる基礎知見を得た。
感染免疫