アカデミアによる迅速診断システムの実績:3年間に計77例の副腎白質ジストロフィー患者を最短2日で診断、最新の診療情報を提供し、早期移植から患者予後改善に繋げた。 大脳型発症関連因子の検討では大脳型患者の移植前後のマイクロアレイ解析から神経細胞接着因子が候補として抽出された。症例数を増やした遺伝子発現解析でも変動が検証された。一方で、大脳型と非大脳型の患者試料間では、移植前後を反映する結果は得られなかった。また創薬開発研究ではALD患者の極長鎖脂肪酸値を低下させるロレンツォオイルをマウスに投与して肝臓の遺伝子発現解析を行なった結果、ペルオキシソーム二頭酵素の発現増加が明らかになった。
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