研究課題
基盤研究(B)
左室駆出率30%未満かつNYHAⅢあるいはⅣ度である重症心不全患者を対象とし、治療による逆リモデリングを予測しうる指標を探索することを目的とし、左室心筋サンプルからRNA-sequenceを行った。有意の左室逆リモデリングを認めた群で術前の臨床的指標に差を認めなかったが、RNA-sequenceの結果、左室逆リモデリングを認めなかった群で有意にupregulateされるミトコンドリア呼吸鎖複合体、p38MAP kinase関連蛋白をcodingする遺伝子が確認され、有用な予測因子となりうることが示唆された。
心臓血管外科学