研究課題
1997年から行っているYakumo studyを2017年度8月に約550名に対して実施した。各種運動機能評価とロコモ症候群の相関について研究した。今年度から柏原市でも70名に対して運動器健診を開始した。八雲町と柏原市の2つの研究対象ができた。八雲研究では21年間の研究蓄積をもとに縦断的研究をおこなっている。柏原市は70歳以上の参加者が多いので今後増大すると考えられる75歳以上の運動器疾患の基礎データの集積が可能となる。スウエーデンルンド大学整形外科と国際共同研究「人工知能を用いた運動器疾患の教育啓蒙と治療」を開始した。Webによる遠隔治療を実験的に開始した。地域住民健診におけるロコモテストはTUGおよび歩行速度と相関することを検討した。〔目的〕地域住民健診においてロコモテストと10m最大歩行(10m歩行)、Timed Up and Go Test(TUG)を実施し、関連性について検討することである。地域住民の身体機能を評価するのに適した身体機能評価検査を検討することである。〔対象〕八雲町検診に参加した地域住民244名(男性116名、女性128名)で、平均年齢は全体が64歳、男性は64.8歳、女性は63.3歳であった。〔方法〕①10m歩行、②TUG、③40cm台立ち上がりテスト、④2ステップテスト、⑤ロコモ指数25をおこなった。統計は、全体と男女別に各検査項目の関連についてPearsonの相関係数を用いて求めた。立ち上がりテストは各検査項目との有意差を求めた。ロコモテスト結果から非ロコモ群とロコモ群に分け、歩行時間およびTUGとの有意差を調べた。〔結果〕TUGは2ステップテストと中程度の相関があり、ロコモ指数25とは弱い相関があった。そしてTUGは立ち上がりテストと有意差があった。TUGは地域住民のロコモを評価するのに適した検査である。
29年度が最終年度であるため、記入しない。
すべて 2018 2017 その他
すべて 国際共同研究 (1件) 雑誌論文 (13件) (うち査読あり 13件) 学会発表 (12件)
Mod Rheumatol.
巻: 28 ページ: 1-6
doi: 10.1080/14397595.2018.1441675.
J Orthop Sci.
巻: 23 ページ: 346-349
10.1016/j.jos.2017.11.001.
巻: 28 ページ: 345-350
10.1080/14397595.2017.1349058.
Sci Rep. 2017 Nov 8;7(1):15035.
巻: 7 ページ: 15-35
10.1038/s41598-017-14778-y.
巻: 27 ページ: 1051-1056
10.1080/14397595.2017.1285856.
巻: 22 ページ: 1126-1131
10.1016/j.jos.2017.06.014.
World J Orthop.
巻: 8 ページ: 336-341
10.5312/wjo.v8.i4.336.
J Arthroplasty. 2017 Aug;32(8):2466-2473.
巻: 32 ページ: 2466-2473
10.1016/j.arth.2017.03.043.
J Arthroplasty.
巻: 32 ページ: 1641-1+646
10.1016/j.arth.2016.11.044.
Mod Rheumatol. 2017
巻: 27 ページ: 675-682
10.1080/14397595.2016.1232775.
巻: 32 ページ: 857-861
10.1016/j.arth.2016.08.023.
J Arthroplasty. 2017 Jan;32(1):155-160.
巻: 32 ページ: 155-160
10.1016/j.arth.2016.06.014.
Laterality.
巻: 22 ページ: 340-353
10.1080/1357650X.2016.1199560.