研究課題/領域番号 |
15H05000
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研究機関 | 京都府立医科大学 |
研究代表者 |
田尻 達郎 京都府立医科大学, 医学(系)研究科(研究院), 教授 (80304806)
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研究分担者 |
松田 修 京都府立医科大学, 医学(系)研究科(研究院), 教授 (00271164)
東 真弓 京都府立医科大学, 医学(系)研究科(研究院), 助教 (10380453)
文野 誠久 京都府立医科大学, 医学(系)研究科(研究院), 助教 (40405254)
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2019-03-31
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キーワード | 癌 / 神経芽腫 / 細胞治療 / 分化誘導 / 間葉系幹細胞 |
研究実績の概要 |
In VitroでのMSC、NSCの神経芽腫細胞への効果の解析
MSCおよびiPS由来NSC(iNSC)の神経芽腫培養細胞への作用の解析 ①ディッシュ内で神経芽腫培養細胞とMSCもしくはiNSCとの共培養を行い、神経芽腫細胞への遊走、分化誘導の解析を行う。神経芽腫分化のマーカーとしてβ-ⅢTubrin、Thyrosine Hydroxylaseを用いて、蛍光免疫染色等を行った。 ②MSCもしくはiNSCを培養した培養液を採取し、神経芽腫培養細胞に作用させ、分化傾向を蛍光免疫染色等を用いて解析した。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
MSCもしくはiNSCを培養した培養液を採取し、培養液中のgrowth factor等の蛋白解析をmass spectrometryを用いて行い、神経芽腫分化に関連する因子の同定する研究の前にIn vivoの研究に移行する予定。
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今後の研究の推進方策 |
In VivoでのMSC、NSCの神経芽腫モデルマウスへの効果の解析
MSC、eMSC、iNSCのMYCN-Tgマウスにおける動態および抗腫瘍効果の解析 ①MSC、eMSC、iNSCをそれぞれ腹腔内投与もしくは経静脈投与の経路でMYCN-Tgマウスに投与する。1週間後に腫瘍を採取し、免疫染色にてマーカーを同定し、腫瘍への定着(homing)の有無を確認する。 ②MSC、eMSC、iNSCを投与した群とPBSを投与したコントロール群の腫瘍を2週間後に採取し、分化度、増殖度の比較を行う。eMSC投与群と他の群の腫瘍におけるMYCN発現の比較をRT-PCRおよびウエスタンブロッティングを用いて行う。また、生存率の比較を行う。
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