研究課題
基盤研究(B)
マウスに35%のCR(カロリー制限食)を与えると唾液分泌量は増加し、若齢マウスを上回った。唾液腺の炎症の程度について検討を行うと、自由摂取群と比較してCRマウスでは、浸潤細胞は減少し、組織内で産生される炎症性サイトカインも低値を示し、アミノ酸代謝関連遺伝子にも変動が認められ、さらにCR群ではケトン体が経時的に上昇した。カロリー制限による様々な作用はヒストン脱アセチル化酵素のsirtuinが関与しており、ポリフェノール類のレスベラトロールがこれを活性化することが報告されていることから、レスベラトロールのNODマウスの唾液分泌亢進作用を有する事を確認したことから臨床応用の基盤となる成果が得られた。
病理