研究成果の概要 |
本研究では、口腔インプラントにおいて、より早期に確実なオッセオインテグレーションを得るための表面改質に関してダイアモンドライクカーボン(DLC)コーティングの条件を変化させた水素化テトラヘドラルアモルファスカーボン(ta-C(H))に着目し, ta-C(H)をコーティングしたチタンが骨芽細胞及び破骨細胞分化に与える影響について検討した。その結果、ta-C(H)コーティングチタンは, MC3T3-E1細胞における骨芽細胞分化マーカーの遺伝子発現を促進し、RAW264.7細胞における破骨細胞分化マーカーの遺伝子発現を抑制することが明らかとなり、インプラント治療において有用であることが示唆された.
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