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2018 年度 研究成果報告書

荷重環境下インプラント周囲の骨細胞による骨質制御機構を解明する

研究課題

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研究課題/領域番号 15H05030
研究種目

基盤研究(B)

配分区分補助金
応募区分一般
研究分野 補綴・理工系歯学
研究機関長崎大学

研究代表者

澤瀬 隆  長崎大学, 医歯薬学総合研究科(歯学系), 教授 (80253681)

研究分担者 佐々木 宗輝  長崎大学, 医歯薬学総合研究科(歯学系), 助教 (10706336)
黒嶋 伸一郎  長崎大学, 医歯薬学総合研究科(歯学系), 准教授 (40443915)
中島 和慶  長崎大学, 医歯薬学総合研究科(歯学系), 客員研究員 (40707246)
研究期間 (年度) 2015-04-01 – 2019-03-31
キーワードデンタルインプラント / 荷重 / 骨質 / 骨細胞 / 骨芽細胞 / オートファジー / Semaphorin3A
研究成果の概要

骨は力に反応して減ったり増えたりしますが、これは体の正常な適応反応です。一方、骨粗鬆症などの骨がもろくなる病気では、骨の量が減るだけでなく、骨の質(微細構造、石灰化、代謝、ヒビ割れ)が悪くなります。ところが、歯科領域では、「骨の質」の定義が曖昧なため、研究が進んでいませんでした。一方、インプラント治療は、歯を失った患者さんに必要不可欠な治療法のひとつですが、埋入されたインプラントの周りの骨が、噛む力より骨の量や質をどう変化させるのかは全く分かっていません。そこでこの研究の目的は、規則的な繰り返し荷重が埋入されたインプラント周囲骨組織の骨量や骨質に与える影響を解明することを目的としました。

自由記述の分野

補綴・理工系歯学

研究成果の学術的意義や社会的意義

本研究では新しい知見を得ることができました。初めに、動物の骨に埋入したインプラントに対して噛む力のような力を加えると、骨の質が適応変化することが分かりました。また、ネジの形によっては、荷重環境下で骨の質が高くなったり低くなったりすることを突き止めました。さらに骨を作ったり壊したり監視したりする細胞も、荷重に反応してその数や形を変化させ、ネットワークを発達させることが分かり、これらを制御する分子の候補もいくつか見出すことができました。以上のことは、超高齢社会の我が国において、超長期的に安定するインプラントを創製するための基盤構築となり、学術的意義のみならず社会的意義も大きいと考えられました。

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公開日: 2020-03-30  

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