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2018 年度 研究成果報告書

歯を用いた内部被曝量のスクリーニング

研究課題

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研究課題/領域番号 15H05055
研究種目

基盤研究(B)

配分区分補助金
応募区分一般
研究分野 社会系歯学
研究機関東北大学

研究代表者

高橋 温  東北大学, 大学病院, 助教 (50333828)

研究分担者 木野 康志  東北大学, 理学研究科, 准教授 (00272005)
千葉 美麗  東北大学, 歯学研究科, 講師 (10236820)
清水 良央  東北大学, 歯学研究科, 助教 (30302152)
小坂 健  東北大学, 歯学研究科, 教授 (60300935)
鈴木 敏彦  東北大学, 歯学研究科, 准教授 (70261518)
岡 壽崇  東北大学, 高度教養教育・学生支援機構, 助教 (70339745)
篠田 壽  東北大学, 歯学研究科, 名誉教授 (80014025)
研究協力者 棚原 朗  琉球大学, 理学部, 教授 (00217100)
三浦 富智  弘前大学, 保健学研究科, 准教授 (20261456)
小荒井 一真  東北大学, 理学研究科, 大学院生・学振研究員
西山 純平  東北大学, 理学研究科, 大学院生
小野 拓実  東北大学, 理学部生
研究期間 (年度) 2015-04-01 – 2019-03-31
キーワード福島第一原発事故
研究成果の概要

歯は形成された後、代謝を受けない特徴的な器官であるため、内部被ばくの指標となる。そのため歯を使って含有放射性物質を迅速にスクリーニングする方法を、イメージングプレート(IP)を用いて検討した。本研究では、主として福島第一原発事故前に形成された歯を対象とした。その結果、収集地にかかわらず一部の歯にはQL値の高いものが認められた。それらの歯の多くはIPに対面する歯面に齲蝕や修復があることが明らかになった。したがって本方法は歯面が健全な歯をIP面に対面して用いることが重要と考えられた。また、歯には一定の自然界由来の放射性物質が含まれ、それがQL値を引き上げていることが明らかになった。

自由記述の分野

硬組織薬理学

研究成果の学術的意義や社会的意義

本研究では主として福島第一原発事故前に形成された歯を対象としてスクリーニング法の検討を行ったが、今後は原発事故後に形成された歯は収集されてくる。本スクリーニングにより多くの提供者に含有放射性物質濃度の程度を客観的に知らせることができ、不要な社会不安の払拭に役に立てることができる。一方で含有放射性物質濃度が高かった場合は、詳細な検討への迅速な対応が可能になり、社会貢献に資すること極めて大であると考えられる。また、本方法は、ヒトだけではなく、歯を持つすべての動物への応用が可能であるので、放射線の生物影響に関する基礎研究に対しても汎用性が高い極めて有用な研究手段となり得る。

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公開日: 2020-03-30  

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