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2018 年度 実績報告書

看護実践における革新的看護技術の普及戦略モデルの構築と評価

研究課題

研究課題/領域番号 15H05072
研究機関聖路加国際大学

研究代表者

桑本 暢子 (大久保暢子)  聖路加国際大学, 大学院看護学研究科, 准教授 (20327977)

研究分担者 角濱 春美  青森県立保健大学, 健康科学部, 教授 (30256359)
三上 れつ  中部大学, 生命健康科学部, 教授 (80242676)
佐々木 杏子  神奈川県立保健福祉大学, 保健福祉学部, 助教 (10793325)
研究期間 (年度) 2015-04-01 – 2020-03-31
キーワード看護技術 / エビデンス / 普及 / 戦略 / 戦略モデル / 背面開放座位 / 革新的 / 看護学
研究実績の概要

5年の研究計画の4年目であった。これまで看護技術の普及課程の概念分析、革新的看護技術の普及に関する研究論文の文献検討、実際に革新的看護技術の普及を行った成功事例をもつ医療施設へのインタビュー調査をこれまで行ってきた。4年目になる本年度は、インタビュー調査結果の分析を行った。
研究方法は、北日本、東日本、西日本の各地域の病院で、エビデンスの高い看護技術が普及している病院を3~4病院選定した。各医療施設から紹介された看護管理者および臨床看護師を対象に半構成的面接調査を行った。分析方法は、逐語録を作成後、エビデンスの高い看護技術を普及させるために行った言動、考え、体験内容などを、意味のあるまとまりごとに切片化し、コード化した。コード化したデータを繰り返し読み、類似性や差異性などに注目して比較し、同じ内容を表しているコードを集め、その内容を表す普及の要素としてサブカテゴリー化、カテゴリー化を行った。
結果、8施設(平均病床数683.3床、range:100~1435床)、28名(看護管理者10名、臨床看護師18名)から回答を得た。結果、普及の影響要因として57のサブカテゴリー、6のカテゴリーが抽出された。エビデンスの高い看護技術への印象】によって、その技術が臨床現場に導入されるか否かに影響する。そして、その看護技術を取り入れ、定着させることができるかどうかは【推進する看護師の態度】、【推進する看護師の行動】が重要となる。加えて【採用単位の組織的要素】、【看護以外の力】も普及に影響していた。【普及の効果】が認められるかどうかによって、エビデンスの高い看護技術がその臨床現場に定着するか否かに影響していた。
加えて普及を行うためのホームページも開設し、ホームページを通して背面開放座位などの革新的看護技術の普及にも努めた。今後は、革新的看護技術に対する普及戦略モデルを構築する予定である。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

3: やや遅れている

理由

インタビュー調査の分析をNvivoソフトを使い分析をする新しい試みを導入したことで、ソフトの基本操作を習得する時間も用紙、全体的に分析時間が長く必要となった。そのため研究計画がやや遅れる結果となった。

今後の研究の推進方策

Nivioソフトの習得は主任研究者、分担研究者ともに完了したため、本年度はスムーズに分析を進めることができると考えている。さらに普及戦略モデルの構築をおなうために科研会議を多く開催する予定である。そのため事前に科研会議日程をすべて決定しておき、その日程で進めていくことで正確に計画を実行することができると考える。

備考

革新的看護技術の普及を行うこと、本科研の成果を広く看護者に公表するために科研のホームページを開設した。

  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 備考 (1件)

  • [備考] 「看護実践における革新的看護技術の普及戦略モデ ルの構築と評価」

    • URL

      http://okubo-neuroscience.com/researches/diffusion_of_nursing_skills/

URL: 

公開日: 2019-12-27  

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