研究課題/領域番号 |
15H05085
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
生涯発達看護学
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研究機関 | 神戸大学 |
研究代表者 |
齋藤 いずみ 神戸大学, 保健学研究科, 教授 (10195977)
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研究分担者 |
西岡 笑子 防衛医科大学校(医学教育部医学科進学課程及び専門課程、動物実験施設、共同利用研究施設、病院並びに防衛, その他, 教授 (70550797)
岩崎 三佳 神戸大学, 保健学研究科, 助教 (70584176)
山本 真由美 札幌市立大学, 看護学部, 講師 (70597137)
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研究協力者 |
和泉 慎太郎
西 基
松尾 貴巳
山田 秀人
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2018-03-31
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キーワード | 周産期 / 安全と質 / 人員配置 / 産科混合病棟 / 看護時間 / 死亡 / 分娩 / 重複 |
研究成果の概要 |
産科混合病棟において、産科以外の死亡患者の看護と、産科の分娩の患者の看護の重なりの有無を調査した。死亡患者22件中14回は、死亡時と分娩時の看護が重なっていた。60分以内の重なりが14件中4件あった。そのうち1件は2分違いであった。これらの結果から、情報通信機器を利用した、産科混合病棟全体の、かつ、24時間の看護時間と看護行為の測定が、不可欠であることが明らかになった。産科の一ベッドサイド平均滞在時間17.3分、産科以外の一ベッドサイド平均滞在時間39分、全患者の一ベッドサイドの平均は21.6分であった。産科混合病棟の看護の実態の解明は、まだほとんど実際されていない現状にある。
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自由記述の分野 |
母性看護学
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
日本の病院における産科混合病棟の実態はほとんど調査されていない。本研究において、わが国で初めて、産科混合病棟において、産科以外の患者の死亡時の看護と、産科の分娩の産婦の看護が重複している事実を、患者の死亡時間と分娩時刻、両事例のタイムスタディを根拠とした分析から、重複の事実を証明した意義は大きい。タイムスタディ、さらに情報通信機器を用い病棟全体の24時間の看護時間測定を実施したことは画期的である。
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