研究課題/領域番号 |
15H05094
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研究機関 | 三重県立看護大学 |
研究代表者 |
大川 明子 三重県立看護大学, 看護学部, 教授 (20290546)
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研究分担者 |
梅田 徳男 四日市看護医療大学, 地域研究機構 看護研究交流センター, 研究員 (40142319)
小林 奈津美 三重県立看護大学, 看護学部, 助手 (50823960)
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2020-03-31
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キーワード | 腹膜透析 / 遠隔看護 / 情報技術 / 高齢者 / クラウド化 |
研究実績の概要 |
1. 研究の背景:本邦の透析患者の高齢化は著しく、2012年の「わが国の透析療法の現況」日本透析医学会統計調査によれば、透析患者の平均年齢66.9歳、導入時平均年齢は68.4歳となっており、高齢透析患者数の増加を認めている。実際に約半数の透析患者は65歳以上で、75歳以上は全透析患者の約30%を占めている。年々数値は増加しており、高齢者に多い糖尿病や腎硬化症などを基礎疾患とする透析患者の増加により、2025年には高齢透析患者数のさらなる増加が予想される。このような現況において、透析療法を導入する高齢患者のほとんどが血液透析を選択している。しかし、循環動態への影響が少ない持続的血液浄化療法である腹膜透析の方が高齢者に適した透析療法と考えられている。一方、厚生労働省は高齢者が住み慣れた地域で自分らしく暮らし、人生の最期まで続けられるように、医療・介護・予防・住まい・生活支援を一体的に提供する体制である「地域包括ケアシステム」の構築を推進している。 2. 研究の目的:本研究では在宅を中心に地域における多施設間でWebを利用した情報共有や連携が図れる地域包括ケアシステムを支援するシステムの構築をおこない、ネットワークモデルを開発することである。 3. 研究の方法:患者宅システムと施設側システムの双方向通信システムを用いて、Web用スクリプト言語を使用して、サーバープログラム、データベースで構成した。 4. 研究成果:本構築システムの記録記入では(1)透析記録、(2)一日の記録、(3)通知患者と医療従事者との情報交換機能などを有する。また、緊急性の有する際には、直接連絡を可能とした。ICTの利用による利点は、データ共有のリアルタイム性やデータの一元管理、紙運用時と違い紛失がないとこである。また、高齢者への配慮できるだけ操作性の簡便性を重視したフォントサイズや図などをより大きな表示にした。
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現在までの達成度 (段落) |
令和元年度が最終年度であるため、記入しない。
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今後の研究の推進方策 |
令和元年度が最終年度であるため、記入しない。
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