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2018 年度 研究成果報告書

ケアネットワークと家族の親密性に関する国際比較研究:ライフコースの変容と再編

研究課題

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研究課題/領域番号 15H05148
研究種目

基盤研究(B)

配分区分補助金
応募区分海外学術
研究分野 ジェンダー
研究機関金城学院大学

研究代表者

宮坂 靖子  金城学院大学, 生活環境学部, 教授 (30252828)

研究分担者 山根 真理  愛知教育大学, 教育学部, 教授 (20242894)
青木 加奈子  京都ノートルダム女子大学, 現代人間学部, 講師 (30737531)
磯部 香  奈良女子大学, アジア・ジェンダー文化学研究センター, 特任助教 (30786158)
研究協力者 李 東輝  大連外国語大学, 教授
鄭 楊  哈爾浜師範大学, 准教授
研究期間 (年度) 2015-04-01 – 2019-03-31
キーワードケアネットワーク / 親密性 / 家族 / ジェンダー / ライフコース / 育児 / 国際比較 / 社会学
研究成果の概要

デンマークでは、ケアのジェンダー化を回避し、両親による育児と家事の共有化を実現することにより、家族の親密性を確保している。中国では、専業母化が進展しているが、親族ネットワークと市場サービスの活用により、日本において社会問題となっている育児の孤立化を回避している。市場経済社会においては、「家事に対する愛情規範」は、育児が性別役割分業によって担われる際に生成、強化されると仮定できる。家族の親密性を維持したまま性別役割分業からの脱却を図るためには、家事に対する情緒的意味づけを変容させることが必要であることが示唆された。

自由記述の分野

社会学

研究成果の学術的意義や社会的意義

近年日本において、乳幼児のいる母親の就労率が上昇している。父親の育児・家事参加は徐々に進行してきているが、性別役割分業は依然として存在している。一方で親密な関係性の維持は個々人のウェルビーイングの観点からも重視されている。日本では家族の親密性の維持のためには専業主婦が必要であるとする認識が強いが、超少子高齢社会にあって男女双方のワークライフバランスを実現するためには、家族の親密性を維持しつつ、性別役割分業を流動化することが必要であり、そのための方策を提言している点で意義を有している。

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公開日: 2020-03-30  

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