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2019 年度 研究成果報告書

談話データを使ったシダーマ語とクプサビニィ語の情報構造の研究

研究課題

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研究課題/領域番号 15H05157
研究種目

基盤研究(B)

配分区分補助金
応募区分海外学術
研究分野 言語学
研究機関防衛大学校(総合教育学群、人文社会科学群、応用科学群、電気情報学群及びシステム工学群)

研究代表者

河内 一博  防衛大学校(総合教育学群、人文社会科学群、応用科学群、電気情報学群及びシステム工学群), 総合教育学群, 教授 (00530891)

研究期間 (年度) 2015-04-01 – 2020-03-31
キーワード言語学 / 類型論 / 情報構造 / 語用論 / アフリカ言語学
研究成果の概要

本研究は、現地で収集した談話データ(自然な会話、民話、実話、ビデオの口述)を使い、類型的に異なる東アフリカの二つの言語、クプサビニィ語(ウガンダ、ナイル語族)とシダーマ語(エチオピア、クシ語族)の情報構造の表現パターンを調べた。特に注意深く調査した現象としてはは、(i) 両言語の分裂・擬似分裂構文(特に焦点化する構成素がないような文脈でも使われる)、(ii) クプサビニィ語の名詞接尾辞で区別される定性の区別(定の形式が不定の形式よりもずっと頻繁に起こる)、(iii) シダーマ語の高いピッチ・アクセントによる話題化(対格・斜格の標示との区別が不可能)がある。

自由記述の分野

言語学、言語類型論、語用論、意味論、形態統語論、アフリカ言語学

研究成果の学術的意義や社会的意義

現地で収集した談話データを使い、深い研究が十分になされていないナイルとクシの言語の文法現象の中でも特に記述がなされていない情報構造に関する現象を理論的に中立な立場から記述し、公開した。シダーマ語とクプサビニィ語という個別言語の研究を超えて言語類型的な問題に取り組み、理論言語学に国際的に貢献した。

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公開日: 2021-02-19  

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