研究課題
2018年度には、現地調査として2019年3月にハイデラーバード大学歴史学科およびマハーラーシュトラ州政府考古局ナーグプル支局において南インド巨石文化関連の考古資料の調査を行なった。具体的には、ハイデラーバード大学では、同学科が所蔵するガッチボウリー古墳群およびカンマム古墳群出土の土器の記録化を行なった。マハーラーシュトラ州政府考古局ではナガルダン遺跡出土土器およびマーフルジャリー遺跡出土石製ビーズの記録化を実施した。このほか、グジャラート州ヴァドーダラー所在のマハーラージャ・サヤージーラーオ大学考古学・古代史学科およびハリヤーナー州ローフタク所在のジャート・カレッジにおいて、インダス文明期から古代にかけての土器資料の記録化を行い、南インド巨石文化研究の参考資料を作成した。また、2018年6月2・3日には「南アジアの鉄器時代」と題した国際シンポジウムを関西大学において開催し、インド人研究者3名、日本人研究者4名による研究発表とともに、研究課題に関する意見交換を行なった。さらに2018年6月8日には「インダス文明研究の最前線」と題したセミナーを関西大学において開催し、インド人研究者2名、日本人研究者1名による研究発表を行なった。その成果はそれぞれ"Iron Age in South Asia"、"Current Research on the Indus Archaeology"として研究論文集を刊行した。そのほか、日本西アジア考古学会、日本オリエント学会において研究課題に関する口頭発表を行なった。また、ハイデラーバード大学歴史学科およびジャート・カレッジ歴史学科において招待講演を行なった。加えて、古代オリエント博物館において研究成果の一般公開・普及を目的とした「南インド巨石文化を掘る」と題したポスター展示を実施した。
平成30年度が最終年度であるため、記入しない。
すべて 2019 2018 その他
すべて 国際共同研究 (3件) 雑誌論文 (5件) (うち国際共著 2件、 オープンアクセス 4件、 査読あり 2件) 学会発表 (6件) (うち国際学会 2件、 招待講演 2件) 図書 (2件) 備考 (2件) 学会・シンポジウム開催 (2件)
D. Frenez, G.M. Jamison, R.W. Law, M. Vidale and R.H. Meadow eds. Walking with the Unicorn: Social Organization and Material Culture in Ancient South Asia, Jonathan Mark Kenoyer Felicitation Volume
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Gandharan Studies
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Akinori Uesugi ed. Iron Age in South Asia
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Akinori Uesugi ed. Current Research on Indus Archaeology
巻: 1 ページ: 1-55
Heritage: Journal of Multidisciplinary Studies in Archaeology
巻: 6 ページ: 1-29
https://sites.google.com/site/southindiachronology/
http://southindianprehistory.blogspot.jp