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2018 年度 研究成果報告書

南インド先史文化編年の構築

研究課題

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研究課題/領域番号 15H05164
研究種目

基盤研究(B)

配分区分補助金
応募区分海外学術
研究分野 考古学
研究機関関西大学

研究代表者

上杉 彰紀  関西大学, 研究推進部, 非常勤研究員 (20455231)

研究分担者 米田 文孝  関西大学, 文学部, 教授 (00298837)
長柄 毅一  富山大学, 芸術文化学部, 教授 (60443420)
清水 康二  奈良県立橿原考古学研究所, 調査部, 主任研究員 (90250381)
研究協力者 笹田 朋孝  
田中 眞奈子  
ラーオ K. P.  
ソーンタッケー ヴィラーグ  
アバヤン GS  
ラージェーシュ SV  
研究期間 (年度) 2015-04-01 – 2019-03-31
キーワード南インド巨石文化 / 南アジア鉄器時代 / 工芸品生産 / インド半島部 / 広域型社会=文化ネットワーク
研究成果の概要

本研究は西暦紀元前1400年頃~紀元前後にかけてインド半島部に広く展開した南インド巨石文化について、遺跡、遺物の詳細な記録による基礎資料の蓄積と分析に基づいてこの文化の歴史的展開・意義を明らかにしようとするものである。南インド巨石文化は大型の石材によって築かれた墓(巨石墓)を主たる指標とするが、そうした巨石墓が群集する遺跡について、マハーラーシュトラ州、テーランガーナー州、アーンドラ・プラデーシュ州、ケーララ州において分布調査を行い、巨石文化遺跡の実態について詳細な検討を行った。また、各地の遺跡で出土した土器および石製装身具の記録化・分析を行い、この文化の時空間的変異・変遷を明らかにした。

自由記述の分野

南アジア考古学

研究成果の学術的意義や社会的意義

この研究では、南アジア考古学の中ではあまり注目されてこなかった南インド巨石文化について、南アジアという広域的な視点からその位置づけを明確にすることができた。インド半島部に広く分布する大型石材で築かれた「巨石墓」によってよく知られたこの文化が南アジアの中でどのような歴史的意義をもつのか明らかにされてこなかったが、本研究の成果によって、この文化がインド半島部各地を開発し鉄や石製装身具などの工芸品生産技術・体制を各地に拡散させたこと、北インド方面にも接続する広域的社会=文化ネットワークを形成していたこと、そして鉄器時代の南アジアの中で重要な役割を果たしていたことが明確となった。

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公開日: 2020-03-30  

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