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2017 年度 実績報告書

ハイテク先進地域におけるグローバル・アントレプレナーシップの実証研究

研究課題

研究課題/領域番号 15H05186
研究機関法政大学

研究代表者

田路 則子  法政大学, 経営学部, 教授 (00322587)

研究分担者 鹿住 倫世  専修大学, 商学部, 教授 (00349193)
福嶋 路  東北大学, 経済学研究科, 教授 (70292191)
新藤 晴臣  大阪市立大学, 大学院創造都市研究科, 教授 (70440188)
佐藤 幸人  独立行政法人日本貿易振興機構アジア経済研究所, 新領域研究センター, 研究センター長 (90450460)
研究期間 (年度) 2015-04-01 – 2018-03-31
キーワードグローバル / ハイテク / スタートアップ / 起業家活動 / ネットワーキング / クラスター
研究実績の概要

ハイテク分野のスタートアップのグローバル展開の調査を進めている。訪問先は、スウェーデンのヨーテボリ市のチャルマース工科大学スピンオフ企業、台湾、サンディエゴ、中国のスタートアップや連携する大企業であった。チャルマース工科大学の起業家教育プログラムが始まって20年近くとなり、生存率は70%を超え、2018年に100社近くが活動している。店頭公開やバイアウトで、80社中7社ほどの成果が見られる。うち、Avinode(チャーター機仲介業)、Vecho (輸送トラック仲介業)、PARANS SOLAR LIGHTING (太陽光を取り入れた照明システム)、Inslorion(ナノ物質の検査機器)、Acosecne(液体や気体の測定機器)にはアクセスできた。
Mevia(服薬管理)、ReviveEnergy(クリーンテックエナジー)、tajitsu Industry (AI)、Maurten(スポーツドリンク)である。米国のサンディエゴの調査は、アンカー企業と周辺企業の調査を進めている。特に遺伝子解析装置のグローバルトップ企業のイルミナ社と、同社からのスピンオフ企業、さらに同社が主催するCVCと支援企業(Awaken)に対して調査を行った。中国調査では、北京・深せんのハイテク産業を中心に調査を行った。北京調査では、ロボット、AI、ICTなどの分野を中心に調査した。具体的には、ハイテク専門VCである海銀資本(Hayin Capital)をはじめ、NAVIINSIGHT社、Luogic Knowledge Group社、Ling社など、ICT系のボーングローバル企業を調査した。台湾のIT系企業および電子機器製造企業は、いずれも台湾域内だけではターゲット顧客が少ないため、創業間もないころから海外市場への進出を意識していたことがわかった。英語学習アプリのVoicetubeや、電子機器のNextDrive、健康食品の Microbioは、設立時から、グローバル化に対応出来る製品サービスの供給と組織体制を持っている。

現在までの達成度 (段落)

29年度が最終年度であるため、記入しない。

今後の研究の推進方策

29年度が最終年度であるため、記入しない。

  • 研究成果

    (8件)

すべて 2018 2017 その他

すべて 国際共同研究 (1件) 雑誌論文 (5件) (うち査読あり 1件) 学会発表 (2件)

  • [国際共同研究] Chalmers University of Technology(Sweden)

    • 国名
      スウェーデン
    • 外国機関名
      Chalmers University of Technology
  • [雑誌論文] WEBビジネスにおけるスタートアップの成長要因―首都圏における定量調査と事例分析―2018

    • 著者名/発表者名
      田路則子/新谷優
    • 雑誌名

      ベンチャーズレビュー ー日本ベンチャー学会

      巻: 31 ページ: 63-67

    • 査読あり
  • [雑誌論文] 新規事業創造についての研究の系譜:社内ベンチャーとCVCについての研究動向」2018

    • 著者名/発表者名
      福嶋路
    • 雑誌名

      研究年報経済学ー東北大学

      巻: 刊行予定 ページ: 印刷中

  • [雑誌論文] 大学生の起業意識調査レポート-GUESSS 2016調査結果における日本のサンプル分析-2018

    • 著者名/発表者名
      田路則子・鹿住倫世・新谷優・本條晴一郎
    • 雑誌名

      イノベーションマネジメントー法政大学

      巻: 15 ページ: 109-129

  • [雑誌論文] 社会人大学院生への教育-創造都市研究科の経験から-2017

    • 著者名/発表者名
      新藤晴臣
    • 雑誌名

      大阪市立大学 大学教育研究センター

      巻: 15-1 ページ: 29-35

  • [雑誌論文] 台湾電子産業における電子部品部門への傾斜――大立光電と聯詠科技のケーススタディからみた過程と要因―2017

    • 著者名/発表者名
      佐藤幸人
    • 雑誌名

      アジア経済ーアジア経済研究所

      巻: 58-4 ページ: 2-29

  • [学会発表] ボーングローバル企業の成功要因-台湾の事例からー2017

    • 著者名/発表者名
      鹿住倫世
    • 学会等名
      企業家研究フォーラム2017年度年次大会
  • [学会発表] アカデミック・スピンオフにおける起業機会の考察 ―チャルマース工科大学の事例分析―2017

    • 著者名/発表者名
      田路則子
    • 学会等名
      ベンチャー学会

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公開日: 2018-12-17  

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