研究課題/領域番号 |
15H05200
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研究機関 | 広島大学 |
研究代表者 |
黄 福涛 広島大学, 高等教育研究開発センター, 教授 (60335693)
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研究分担者 |
杉本 和弘 東北大学, 高度教養教育・学生支援機構, 准教授 (30397921)
李 敏 信州大学, 学術研究院総合人間科学系, 講師 (30531925)
大膳 司 広島大学, 高等教育研究開発センター, 教授 (60188464)
米澤 彰純 名古屋大学, 国際開発研究科, 准教授 (70251428)
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2019-03-31
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キーワード | 外国人教員 / 国際的流動 / 高等教育国際化 |
研究実績の概要 |
平成27年度は、主に下記の通りに、研究活動を行った。 1. 外国人教員の採用および高等教育国際化について日本や、中国、イギリス、オランダ、韓国、香港などの先行研究をレビューし、また資料収集を進めてきた。具体的には、日本における過去約30年間にわたった先行研究を整理するとともに、中国やヨーロッパにおけるイギリスやオランダなどの国の最近の研究成果もまとめた。また『学校基本調査』(高等教育機関)などの統計資料に基づいて、1980年代以降の外国人教員の変化と特徴を分析した。さらに、広島大学のメンバーを中心に、第一回研究打ち合わせを開催し、今後の研究計画などを議論し・決定した。 2. メールや電話等を通じて関連諸国の各大学における外国人教員の採用の関係者および在籍外国人教員を対象とする二つのインタビュー調査項目を議論し、また作成した。 3. 一部のメンバーは日本の六つの大学(立命館アジア太平洋大学、会津大学、東北大学、九州大学、信州大学、広島大学)、中国の五つの大学(北京大学、上海交通大学、ダ大連理工大学、吉林大学、厦門理工学院)、海外協力者の方々は韓国の大学(ソウル国立大学)、そして香港の大学(香港中文大学)について、外国人教員の採用の関係者と在籍外国人教員を対象に訪問調査を実施した。そのほか、研究代表者はアメリカの一部大学(シアトルパシフック大学、スタンフード大学、ラ・トローブ大学)を訪問し、関係者とインタビューを行った。 4. 次年度の国際ワークーショップの開催について、日程調整し、また発表者のテーマや参加者などを決定しており、プログラムの案を作成した。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
1: 当初の計画以上に進展している
理由
国内科研メンバーと海外研究協力者の皆さんは協力して、特に日本、中国、韓国と香港の訪問調査が計画以上に進展している。
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今後の研究の推進方策 |
平成28年度は、基本的には、以下の研究を推進することを予定している。 1. 6月27日に広島大学高等教育研究開発センターにて海外研究協力者も加えて、科研メンバーを中心に国際ワークーショップを開催し、日本、中国、マレーシア、韓国、香港での訪問調査に関する結果の一部を報告会を予定している。 2. イギリスの訪問調査を予定している。 3. オランダの訪問調査を予定している。 4. 上述した国際ワークーショップの結果を踏まえて、必要に応じて引き続き日本や中国などの訪問調査を実施する予定である。
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