研究課題
基盤研究(B)
本研究では、ウシ・ブタにおける無鉤条虫とアジア条虫感染の検査法開発を目指した。開発した血清検査法を用いて流行地で調査を行った結果、ウシの無鉤条虫感染を検出できた。一方のブタのアジア条虫感染については、感染個体を確認することができなかった。本法の検出感度と特異性を検証するため、また、本法でブタのアジア条虫感染を検出できるかを明らかにするため、今後も調査を続ける必要がある。また、上記2種の条虫の交雑子孫がウシに感染することを初めて明らかにした。比較ゲノム解析により、2種の条虫の宿主を決める遺伝子を絞り込める可能性を示した。
寄生虫学