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2018 年度 研究成果報告書

モンゴル国の都市化とモータリゼーションに起因する重金属汚染の実態と遊牧業への影響

研究課題

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研究課題/領域番号 15H05266
研究種目

基盤研究(B)

配分区分補助金
応募区分海外学術
研究分野 環境農学(含ランドスケープ科学)
研究機関宮崎大学

研究代表者

戸敷 浩介  宮崎大学, 地域資源創成学部, 准教授 (00542424)

研究分担者 内藤 博敬  静岡県立大学, 食品栄養科学部, 助教 (30254262)
劉 庭秀  東北大学, 国際文化研究科, 教授 (70323087)
研究期間 (年度) 2015-04-01 – 2019-03-31
キーワード鉛汚染 / モンゴル国 / 遊牧 / 自動車リサイクル
研究成果の概要

近年,モンゴル国ウランバートル市郊外には,地方への幹線道路や様々な工場が建てられており,特に家畜への重金属の曝露量の増加が懸念される。本研究では,鉛バッテリーリサイクル工場周辺土壌中鉛濃度と,その工場周辺を含むウランバートル市郊外の遊牧家畜の血中鉛濃度を,2015年から2018年にかけて調査した。その結果,2018年の工場周辺土壌の鉛汚染は2016年に比べて拡大し,工場周辺の家畜の血中鉛濃度も増加していることが分かった。また,家畜の血中鉛濃度は,土壌中鉛濃度が高くない地域においても,時期によっては高まることがあり,工場以外にもいくつかの鉛の汚染源があることが示唆された。

自由記述の分野

環境政策学

研究成果の学術的意義や社会的意義

近年,開発途上国の都市化が進む中,都市郊外にも工場や道路などの重金属の汚染源が広がっている。このため,都市部への食品供給を担う郊外の農畜産業が,その影響を受け始めている。開発途上国では,都市部の環境管理や進んできているが,都市郊外における環境管理は十分ではない。本研究では,モンゴル国ウランバートル市郊外の遊牧業を事例として,土壌や家畜への鉛汚染の現状をスクリーニングし,鉛濃度が高い地域における汚染源について考察したものである。本研究によって,汚染の実態が把握しにくい都市郊外の重金属汚染の調査方法や都市郊外の環境管理に関する知見が蓄積された。

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公開日: 2020-03-30  

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