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2017 年度 実績報告書

マルチプレックス法と流行地住民コホートを用いたマラリア・ワクチン候補抗原の発掘

研究課題

研究課題/領域番号 15H05282
研究機関長崎大学

研究代表者

藤井 仁人  長崎大学, 熱帯医学研究所, 准教授 (10404237)

研究分担者 金子 聰  長崎大学, 熱帯医学研究所, 教授 (00342907)
研究期間 (年度) 2015-04-01 – 2018-03-31
キーワードマラリアワクチン / マルチプレックス法 / コホート
研究実績の概要

前年度Alupe小学校で行った追跡調査の結果では、血液スライドの顕微鏡検査と簡易診断キットとの感染マラリア種についての結果で乖離が多く見られた。その原因が顕微鏡検査にあるのか簡易診断キットにあるのかを明らかにして真実を得るため、PCR法による分子診断を計画した。ところがナイロビの実験室内でPCR産物のコンタミネーションが多発し、その対応を迫られた。試薬の新調や現地スタッフの指導を行い、最終的にはPCR反応前後の作業を異なる実験室で行う事とし、ピペットなどの機器・試薬も専用とする事で解決できたと考えている。
ケニアで可能な事は同国内で行う原則となった事に、近年の選挙関連で政情が安定しない事が手伝って、検体の国外持ち出し許可を得る事ができなかった。今後も、特にケニア国内で可能な実験については検体の持ち出し許可を得るのは容易でないので、上記のPCR法による感染種同定を現地で継続する。
ワクチン候補として最も期待できるのは「感染しても発症を抑える抗体の抗原」であり、その抗体は、追跡調査で得られた不顕性感染の児童から得られた血液検体に特異的に含まれていると考えられる。当初はマルチプレックス法を用いて、すでに報告されている候補抗原の比較検討を計画したが、まずは得られた検体を用いて独自にワクチン候補抗原の同定を行いたい。追跡調査によって免疫状態をグループ分けした児童の抗体を用いて、マラリア原虫タンパク質のプルダウン法及び質量分析法により可能である。PCR法とは異なり、質量分析はケニアでは実行困難であるから、そのために海外持ち出しの許可を得られる可能性が高い。持ち出し許可を得て抗原候補の同定を行い、ケニア国内において収集済みの検体について、全ての候補抗原の比較評価を行う。

現在までの達成度 (段落)

29年度が最終年度であるため、記入しない。

今後の研究の推進方策

29年度が最終年度であるため、記入しない。

  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 国際共同研究 (1件)

  • [国際共同研究] Kenya Medical Research Institute(ケニア)

    • 国名
      ケニア
    • 外国機関名
      Kenya Medical Research Institute

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公開日: 2018-12-17   更新日: 2022-05-18  

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