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2019 年度 研究成果報告書

中東地域におけるH5N1鳥インフルエンザウイルス新型株早期検出とパンデミック阻止

研究課題

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研究課題/領域番号 15H05295
研究種目

基盤研究(B)

配分区分補助金
応募区分海外学術
研究分野 感染症内科学
研究機関京都府立医科大学

研究代表者

渡邊 洋平  京都府立医科大学, 医学(系)研究科(研究院), 講師 (50452462)

研究分担者 鈴木 康夫  中部大学, 生命健康科学部, 客員教授 (00046278)
高橋 和郎  国際医療福祉大学, 大学病院, 教授 (10171472)
中屋 隆明  京都府立医科大学, 医学(系)研究科(研究院), 教授 (80271633)
大道寺 智  京都府立医科大学, 医学(系)研究科(研究院), 講師 (80432433)
研究期間 (年度) 2015-04-01 – 2020-03-31
キーワードウイルス学 / 感染症内科学 / インフルエンザウイルス / 国際感染症
研究成果の概要

全世界でH5N1インフルエンザウイルスのヒト感染例が最も多く報告されるエジプトにおて、現地で蔓延するH5N1ウイルスの進化動態を詳細に把握するための調査研究とウイルス学的な解析を実施した。
その結果、現在エジプトにおいてはH5N1ウイルスに加えてH9N2ウイルスが広範に伝播しており、当該ウイルスが共に宿主域を拡大しうる様々な適応変異を蓄積させていることが明らかとなった。また、両ウイルスの遺伝子互換性は高く、遺伝子交雑によって新型ウイルスを出現させるリスクもあることが示された。

自由記述の分野

ウイルス学

研究成果の学術的意義や社会的意義

鳥インフルエンザウイルスのヒト感染事例が際立って多い国の1つであるエジプトにおいて先駆的にウイルスの蔓延状況と進化動態を調査することで、現在までに様々な宿主適応変異を蓄積していることが明らかとなり、現地での継続的なモニタリングの必要性が明らかとなった。
本研究で明らかとなったウイルスの進化動態や宿主適応性に関する情報は、学会発表や論文を通じて世界にアラートしており、エジプトにおけるパンデミックのリスク評価において極めて有益な情報を提起したと考えられる。

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公開日: 2021-02-19  

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