研究課題
妊娠初期(12週まで)の妊婦で、研究参加を承諾した者のリクルートを行った。研究同意は2ステップで行なわれ、1回目は妊娠早期の適切なリクルートをするために、家庭訪問を月1回行い、前月に無月経で妊娠の可能性あった際、尿による妊娠テストを実施する同意を取得した。最終月経日がわかっており、妊娠初期であることを確認できた者について、第2回目の同意書を取り、研究参加となった。リクルート後はプロトコールに従い、妊婦検診、体重測定、膣スメア(Nugentスコア)を実施した。早朝中間尿を採取、ラボにて顕鏡、培養検査を実施した。妊娠24,30、36週クリニック訪問にては、妊婦検診、体重測定を実施した。24週と36週に膣スメア検査(Nugentスコア)と早朝中間尿による顕鏡、培養検査を実施した。試験薬摂取コンプライアンスを記録した。新鮮便を採取しすぐにラボに搬送し、乳酸桿菌とビフィズス菌の培養を行った。妊娠経過はすべての妊婦検診時に記録するとともに、感染性膣炎以外の疾患で病院での治療が必要な際には、病院にての治療につなげ、治療経過をフォローした。予定日の2-3日前、もしくは破水した際には、病院もしくは近隣のマタニテイクリニックでの分娩につなげ、ヘルスワーカーが分娩施設を訪問し、経過をフォローした。210人の妊婦リクルートを終了し、フォローアップとなった。出生が確認されると、出生児体重が記録され、出生直後の新生児から便検体が採取された。身体計測と疾病罹患について、15、30、90と180日後のモニタリングを実施し29年度にすべてのフォローアップを終了した。介入試験グループコードを開示せずに、プライマリアウトカム(出生体重)について解析を行ったところ、2群間には統計学的に有意な差はなかった。セカンダリアウトカム(尿生殖器感染症 / 便検体中の乳酸桿菌・ビフィズス菌)についての解析を進めている。
29年度が最終年度であるため、記入しない。
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