研究課題
基盤研究(B)
骨粗鬆症は高齢者の人口増加に伴い、日本での患者数は急増している。現在使用されている骨粗鬆症治療薬のビスフォスフォネートは顎骨壊死などの副作用が非常に強いため、毒性の少ない薬物の開発が急務である。本研究の目的は、天然物の宝庫であり長寿村として知られている中国・吉林省の天然薬物から、毒性の少ない骨代謝治療薬を発掘することである。種々の解析の結果、Rutaecarpine とDihydroartemisininが毒性が少なく、強い破骨細胞抑制効果を持つことが明らかとなった。さらにその詳細な分子メカニズムについても解析した。
歯科薬理学