研究課題
ヒトのさまざまな状態や状況における感情などの感性の状態を,自律神経活動指標を用いて評価・推定し,適切なフィードバックを行うことによりポジティブな状態へ移行させることを目標に研究している.ヒトの自律神経はさまざまな状態や状況により変化する.脳波,心拍,皮膚温度,発汗など,この自律神経活動をよく反映するため,これらの生体情報を指標としてさまざまな研究開発が行われている.本研究では,顔面皮膚温度を用いた自律神経活動を評価・推定するインタフェースの研究開発を目的としている.皮膚温度から得られた感性情報を本人に伝達し自己の状態を自覚させることにより,健康被害やヒューマンエラーを低減させる.これまで,1.一枚の顔面熱画像から交感神経活動を評価する瞬間型,2.動作中の連続計測を可能にする眼鏡型,3.運転時やVDT作業時の連続計測を可能にする追尾型のインタフェースを研究開発してきた.平成29年度は,提案したアルゴリズムを用いて長時間の精神作業負荷・負担を評価推定可能か実験を行い,システムの有用性を示した.また,追尾型のインタフェースとして,熱画像の処理により追尾させるシステムを構築した.
29年度が最終年度であるため、記入しない。
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The Twenty-Third International Symposium on Artificial Life and Robotics 2018
巻: AROB 23rd ページ: 845-848
the 19th International Conference on Human-Computer Interaction
巻: 713 ページ: 347-352
巻: 713 ページ: 2005-2009