多段シントロフィーによるアミノ酸・分枝鎖脂肪酸分解微生物群の動態解明

2017 年度 研究成果報告書

• 研究課題/領域番号: 15H05331
• 研究種目: 若手研究(A)
• 配分区分: 補助金
• 研究分野: 環境動態解析
• 研究機関: 国立研究開発法人産業技術総合研究所
• 研究代表者: 成廣 隆 国立研究開発法人産業技術総合研究所, 生命工学領域, 主任研究員 (20421844)
• 研究協力者: 山田 真義 鹿児島工業高等専門学校, 都市環境デザイン工学科, 准教授 (80469593) ; 黒田 恭平 都城工業高等専門学校, 物質工学科, 助教 (50783213) ; 延 優 国立研究開発法人産業技術総合研究所, 生物プロセス研究部門, 研究員 (40805644) ; LIU Wen-Tso イリノイ大学, 土木環境工学系, 教授 ; LEE Po-Heng 香港理工大学, 土木環境工学系, 助教 ; TANG Yueqin 四川大学, 環境工学系, 教授
• 研究期間 (年度): 2015-04-01 – 2018-03-31
• キーワード: 微生物ゲノム / 廃水処理 / メタゲノム / アミノ酸

研究成果の概要

酸素が存在しない嫌気環境におけるアミノ酸の分解、特に分解の過程でイソ酪酸等の分岐鎖脂肪酸を生じる分岐鎖アミノ酸（バリン、ロイシン、イソロイシン）を分解する微生物の実体を解明するため、アミノ酸含有食品系廃水を浄化処理するリアクター内部の微生物群を対象とし、最先端のオミクス技術を駆使してそれらの代謝機能を解析した。その結果、リアクターの内部では多種多様な微生物が有する各種代謝機能が多段的に機能することで分岐鎖アミノ酸やタンパク質の分解を遂行していることが明らかとなった。

自由記述の分野

環境微生物学