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2019 年度 研究成果報告書

複雑混合物のリスク評価に向けた暴露評価手法開発

研究課題

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研究課題/領域番号 15H05340
研究種目

若手研究(A)

配分区分補助金
研究分野 環境リスク制御・評価
研究機関国立研究開発法人産業技術総合研究所

研究代表者

頭士 泰之  国立研究開発法人産業技術総合研究所, エネルギー・環境領域, 主任研究員 (80611780)

研究期間 (年度) 2015-04-01 – 2019-03-31
キーワード複雑混合物 / GCxGC / 2次元GC / 物性推定 / リスク評価 / 暴露評価 / 環境運命
研究成果の概要

本課題において、複雑混合物の暴露評価手法およびリスク評価法の開発に取り組んだ。本課題遂行により、GCxGCによる網羅分析手法をベースとした製品混合物の物性推定、環境動態、暴露評価にかかわる要素技術を開発した。また混合物中の非極性物質について生物への蓄積などのリスクスクリーニングを行う事も可能となった。環境混合物についても検出パターンに応じ分類を行う手法を作成し、環境リスクの評価を行う上で有用なツールとして利用可能とした。これらのうち主要技術は本課題において開発したウェブプラットフォームにより利用可能な状況となっている。

自由記述の分野

環境化学

研究成果の学術的意義や社会的意義

本課題では従来のリスク評価プロセスでは限界がある複雑混合物について新たなアプローチの構築に取り組んだ。具体的には先端分析装置であるGCxGCにLFER 理論を取り入れた物性予測手法を構築し、新たな評価アプローチを提案した。GCxGC の利用により、的確な物質の組成把握が可能となり、このGCxGCデータ解析手法を用いる事により、混合物に対して暴露評価やリスク評価を行う先行事例を示すことが出来た。この取組みの達成により、従来では科学的根拠が欠如したまま国際的な規制対象としての検討が進められている複雑混合物の取扱い現状に対して、科学的根拠を持った評価法の新たなアプローチを例示する事ができると考える。

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公開日: 2021-02-19  

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