研究実績の概要 |
昨年度までに開発した、空間的フットプリント分析を二酸化炭素、大気汚染物質、そして絶滅危惧種に応用することで、その応用可能性を明らかにした。二酸化炭素について、「Mapping the Carbon Footprint of Nations」と題する論文をEnvironmental Science & Technology誌に出版し、Science誌のEdiotor's Choiceにも選ばれた (Science, 354 (6309), p.193-194, 2016)。大気汚染物質について、「Tracing Global Supply Chains to Air Pollution Hotspots」と題する論文をEnvironmental Research Letters誌に出版した。最後に、生物多様性について、「Identifying the Species Threat Hotspots from Global Supply Chains」と題する論文をNature Ecology & Evolution誌に出版し、Nature誌のリサーチハイライトでも取り上げられた (Nature, 541 (7636), p.137, 2017)。 さらに、ネットーワーク分析を行うための分析手法を開発し、複数の論文を投稿した。また、その一部は、環太平洋産業連関分析学会にて、「CO2 排出集約的な産業のクラスター分析」と題した発表を行った。
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