研究実績の概要 |
本年度は、昨年までの研究を発展させ、複数の研究成果を出すことに成功した。はじめに、これまでに開発・応用した空間的フットプリント分析とは違った考え方を用いて、各都市のカーボンフットプリントを世界13,000都市について推計した。研究成果は、Environmental Research Letetrs誌に発表した。研究成果は、Scientific AmericanやDaily Mail、共同通信社など世界各国で報道された。また、これまでの研究で十分に考えられていなかった関税について、サプライチェーンに伴う環境負荷にどのような影響を与えるのかを明らかにした。研究成果は、Environmental Research Letetrs誌に発表した。 また、ネットワーク分析についてもかねてから取り組できた、クラスター分析の論文をEconomic Systems Research誌に、edge betweennessに関する論文をEnergy Economics誌に発表した。クラスター分析に関する論文では、どの産業がどの産業と取り組んで環境負荷を減らせば良いのかを明らかにした。また、edge betweennessに関する論文では、重要な媒介となる取引を特定する手法を開発した。 さらに、別のクラスター分析に関する論文、家庭の消費に関する論文、サプライチェーンでの各産業の役割を明らかにした論文など、複数の論文を投稿中であり、研究期間を通じて、十分な成果を上げた。
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